姓名判断の魂ゆら占い

占いのお客様に来ないタイプ(運勢:表十字型)

拝啓 F型(表十字型)のお客様

占いのお客様に来ないタイプ1
樹門流姓名判断には運勢型と呼ばれるものがあります。
それは運勢を的確にとらえた器の名称のようなもので、簡単に言えば個性であり、その個性が引き起こす人生をあらわしています。ベースの運勢型は数種類、全部で12あります。
その中でも思考や行動において変り種的に個性が強い運勢型があります。
「F型(表十字型)」がその変り種ですが、それはあくまで他人評で、自分自身は「この世で一番全う」という思いが強い人です。だれもがみんな一番マトモだと思ってはいますが、「F型」はそれとのギャップの差がかなりあります。
思考は常に最善をねらいます。その過程ではクルクルと風見鶏のようにその思いが揺れまわります。

実は、この「F型」は12の運勢の中でもっともこの占いの鑑定にいらっしゃらない運勢型です。全くこないわけではないのですが、圧倒的に少ないのです。
その理由を読み進めていく中で一緒に探していきましょう。

特徴

特徴としては、「F型」のサブタイトルには「奇人変人運」という有り難くないタイトルが用意されています。そこに込められているメッセージとしては、先ほど申し上げた“クルクルと風見鶏のようにその思いが揺れまわる”ところにあります。
一般的に、一度決定をしたものを“くつがえす”パワーは計り知れないほどの力が必要です。
「F型」はたとえ“くつがえす”ことによって、これまでの信用信頼を失おうとも自分の最善と思う再決断をしてしまいます。それを何度も繰り返すところにこの運勢があります。
つまり、あるゆる物事をなんかしらの理由で定置させない傾向があります。

荒木村重(1535-1586)

戦国武将の荒木村重はこの「F型」の運勢です。
荒木村重は織田信長に組する武将。時は台頭する信長を警戒して反信長連合軍が四方にあり、各地で信長軍が戦っていました。後世からみて信長が最も苦しい時期でした。村重は、当時の要所とされた有岡城(現、兵庫県伊丹市)の城主であったことも信長の信任を得ていたことがわかります。
ある時、村重にとってよくないデマが信長にまわったことに信長の勘気(とがめを受けること)を極端に恐れます。村重は信長の性格を知っているがゆえに疑心暗鬼となり、自分でも悩みぬいた末にとうとう信長に対して反旗をひるがします。
しかし、一年にわたる攻防の中で、信長は村重配下の武将を調略して降伏させます。孤立を深めていく中で、信長の敵であった大大名の毛利氏の援軍を頼るも援軍は来ずでした。
村重は有岡城から家臣数人だけを連れて城を脱出し、家族を残したまま有岡城は落城してしまいます。残されたのは村重の妻や子、多くの家臣。裏切りを許さない信長は荒木一族、家臣を処刑します。
その後、信長は執拗に荒木一族やその家臣を捕えては処刑。しかし、村重本人は逃げおおせます。信長が本能寺の変で横死した後に大坂に戻り、天下人となった豊臣秀吉に茶の湯で仕えることになります。最後は茶人となるのです。実に数奇な人生と言えましょう。

鑑定にいらっしゃらない理由

占いのお客様に来ないタイプ2
本題の鑑定にいらっしゃらない理由についてとなりますが、思考性を分解する必要があります。まず頭脳構造は大きく二つ、実利思考と名誉思考の混合にあります。
実利思考とは目に見える本質的なことをねらう頭脳です。もう一つの名誉思考とは形を重んじる思考です。

たとえば。
ある日の思考は、「占いの質が理に合うのであればぜひ樹門幸宰の鑑定を受けてみたい」と本質を追求した心理だったとします。
しかし、次の日の思考は「占いの質ではなく、自分にとって好都合な占い内容であればぜひ樹門幸宰の鑑定を受けてみたい」と。本質だけを求めたすぐ次の日に、自身のプライドが担保されることが前提になってしまいました。
たった一日の違いで思考の根底がくつがえってしまったのです。「物事を定置させない」はこの場合は思考を定置させないのです。

皮肉な話

占いのお客様に来ないタイプ3
頭脳はものすごく優秀です。洞察力も優れています。
こんなに大先生=始祖樹門も「F型」を研究し尽くして多くのことを知りえているのに、肝心の本人が占い(樹門流姓名判断)に来ないのはなんとも皮肉なことです。
実際には興味がない方もいらっしゃるし、興味があっても結局悩んでこない方もいらっしゃいます。後者はもったいない話です。
思考が定まっているうちに、鉄が熱いうちに決断の決断ができたら、世界は変わるかもしれません。

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