姓名判断の魂ゆら占い

集まれ!婿養子!

集まれ!婿養子!1
あなたのお祖父さま、もしくはお父さまが婿養子だったのなら。
その昔には時折、人知れず涙でマクラをぬらしていたかもしれません。

『婿養子』がその状況を作るということなのですが、これは婿養子の男性に限らず、夫の姓になった今を生きる女性の方にもよくよく染み込む話にもなるでしょう。
他家に入ることはとてもたいへんなことなのです。

婿養子制度

『婿養子』の辞書的な意味は、婚姻(結婚)と同時に夫が妻の親と養子縁組すること、またその場合に養子になった夫のこと。
ちなみに私の家は曾祖父が養子縁組してつながってきた家です。
一般的には多くの家で、過去もしくは現代のどこかで養子縁組があって、姓がつながってきているはずです。

婿養子制度で養子縁組する男性の運勢型に多いのは、養子相の運勢を持つ上下系(別称:dタイプ)で、不思議と旧姓もしくは新姓のどちらかの姓名でそうなっていることが多いのも特徴的です。

昔のケース

昔は、子どもが女子のみである場合、その家の姓を継続させるために入り婿を迎えました。
特に古くからの名門・資産家の家であればなおさらで、家を残すための常套手段とした活用されてきました。
お祖父さまが次男坊や三男坊というだけでその対象にされた人もいます。

婿がそこにいる意味

入り婿の夫と迎える側の妻には共通している現象があります。
それは、どちらの家も女性が財を管理する“女系”の代にさしあたるということです。

家は三代を軸に繁栄と衰退を繰り返しますが、家を興隆することができるのは初代運の男性だけで、初代運の人は“男系”の代に存在します。
次の二代目からは精神及び肉体的に強い女性が台頭をはじめ“女系”が始まります。
そして、“女系”が三代目ともなると、女性は、男性よりも強くたくましくなって強固な存在となります。

婿養子は男性の生産性が下がり、必然的に女性が優勢となる女系化が進行した状況です。
ですから兄妹構成は女姉妹だけである事が多く、家の系譜は生産性に起因して兄妹の男女比率にもその影響を及ぼします。
家が男系化した時は生産性が向上しますが、家に女系化が始まると生産性は下がり、往時はどんなに栄えていようが衰退を迎えます。

集まれ!婿養子!2

婿養子の結果的な功名

“女系化”の進行は、家に継続性がみいだせなったことを意味します。
樹門流占術的にその現状を打破する策が婿養子制度です。
“婿養子”は、女子継承(女系)から男子継承(男系)へと家をリセットするような役割があります。
つまり、入り婿を迎えるというのは家が再興する可能性があるということで、男系となると自分から子、子から孫へというふうに姓の継続性が再度生まれやすくなります。

婿の実態

しかし、実際にお婿さんで入る男性は苦労をするようになっています。
なぜなら自分自身には生産性がないために苦労を強いられるのが一般的といえるからです。婿に入った人には、超優秀な人とか、絶対的なワンマンの人は見られません。

逆に、性格は優しく、それゆえに気苦労が多く、その家を守り立てるために世間や身内に対しての配慮が加わります。中には自分は白い眼で見られているのではないかと自分を追い込むような人も出てきます。

実際にこのパターンから婿養子に入った人の孫には隔離型(別称H型)が多く誕生します。脱白眼視の(遺伝的な)反動から、自分が一番偉くなって世間を見返したい、自尊心の高さがその孫には目立ちます。
樹門流占術が考える遺伝とは精神的な遺伝なことです。その遺伝の仕組みの本質は、マイナスだったものをプラスにせよという遺伝子の生き残り策です。

婿の妻

集まれ!婿養子!3
ところで婿養子になった夫の妻である女性は夫より剛毅(意志がしっかりしていて物事にひるまない)な性格になっていて、さらに肉体的にも精神的にも夫よりたくましい妻が多いものです。
最悪の場合は男性が短命(事故含む)な場合もあります。
家を存続させる意向が働く婿養子制度ですが、冒頭のように、そのはざまでお婿さんは人知れず涙で枕をぬらしているのです。
家をつなぐということは誰かの苦労ではじめて成り立つ話なのです。

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