命名で悩むことが多い「双子」の名前
命名で悩むことが多い「双子」についての話です。
一卵性、二卵性の兄弟・姉妹、生まれた日も同じである双子。
双子を授かったお宅では、「名前もやっぱり似せたほうがいいのかな?」と名前の命名について、あれこれと悩むことも多いようです。
双子を命名する場合、一般的な命名と異なる点はあるのでしょうか?
双子の運勢と名前の関係について解説します。
姓名判断的に双子は永遠の課題です。
本記事と合わせて、同じく「双子」に関して、より詳細に樹門流姓名判断の仕組みも交えて述べている、「双子はどこが違う?」も参照してください。
双子はどこが違う?
双子は名前まで揃えるべき?
同じ母親の胎内で同時期に育ち、一緒に生まれた2人の子どものことを一般的に「双子」と呼びます。
双子には「一卵性」の場合と「二卵性」の場合があり、一卵性は一目見ただけでは見分けがつかないほど容姿が似ていることが多いのが特徴です。
2つの卵子にそれぞれ2つの精子が受精して生まれる二卵性の双子と異なり、1つの受精卵が2つに分かれることによって生まれる一卵性の双子は、遺伝子学的には同一の個体であると考えられています。
街に出ると、まるで鏡に映したかのように、髪形から服装まで揃えられた双子の子どもを見かけることがありますね。
とても可愛らしいのですが、名前はいったいどうでしょうか?
双子の子どもが、名前の一部を同じ漢字にするなどして、名前まで揃えていることが多いようですが、これは子どもの運勢(※)にどのような影響を与えるのでしょうか?
樹門流占いではその人の頭脳は性格となり、その性格が人生となり、その人生模様を運勢と呼びますが、その運勢は遺伝で成っていると考えています。
一般的に遺伝とは、髪の色、骨格などの肉体的な遺伝のことを指します。
ですが、この占いでは精神的な遺伝、すなわち感情の遺伝子に含まれる情報は父母、さらには祖父母が生き残りをかけて伝えた魂、つまりは、“精神的な遺伝”の遺伝であるとしています。祖父母が、また父母が為しえなかった想いを子や孫に託すかのように、“魂”をもって子孫の性格、そして運勢を形成します。いわばそれは「先祖の記憶」とも言い換えられます。
その記憶とは何れも、生きる上で不都合と感じた悲しみや怒り、後悔などのマイナスの感情の記憶が、結果的に子や孫に伝わるようになっています。
マイナスだったものをプラスに、その想いが子や孫の遺伝子にまで刻まれ、頭脳性、使命、目的、性格、人生と子や孫の運勢を形成します。
すこし脇道にそれますが、樹門流姓名判断からみると、双子の名前が見事にバラけた場合。
つまり、実際の運勢が全く異なる運勢になっていると一卵性とは元は一緒の遺伝子といえども、頭脳性も性格も違う、何より異なる人生模様(運勢)となります。
元は一緒の遺伝子なのに実に不思議です。
「良い総画数」に隠された落とし穴
話は戻ります。
一卵性にせよ二卵性にせよ、双子の子どもを授かった場合、同時に2人分の命名を行う必要があります。
親であれば、どちらの子にも幸せになってほしいと願うのが当然の気持ちです。
双子の兄弟・姉妹であれば姓は同じです。
ですから、“一般”的な姓名判断において、良い運勢とされる総画数にこだわって命名すると、双子そろって同じ総画数になることが多くなります。
例えば、「康介」と「康太」(どちらも11画・4画の構成)や「夏奈」と「真奈」(どちらも10画・8画)、「雄大」と「景子」(どちらも12画・3画)。
いずれも名前の音は異なりますが文字の画数は完全に同じです。
これは樹門流姓名判断の見地からすると、同姓同名と判断します。
同じ画数=同姓同名である場合、樹門流姓名判断では運勢や出生順位もまた同じであると考えます。
他人同士が偶然、同姓同名になった場合は心配ありませんが、これが兄弟・姉妹(親子も)がこの状態に陥ってしまうことは絶対に避けなければなりません。
いくら同時期に母親の胎内で育ち、同じ日に生まれた双子であったとしても、誕生の際にはどちらかが先に取り上げられ、「長男」「次男」「長女」「次女」といった順序は必定です。
樹門流占い師による鑑定で判明するのですが、名前には出生した順位、いわゆる家系につたわる血系のナンバーのようなものが隠されています。
同じ画数になるとそれを無視することになりますので、この子は「長男相」、その子も「長男相」。もしくはこの子もあの子も「次女相」という組み合わせが出てきます。
名前にある出生順位を誤るということは、どちらか一方の子どもの存在そのものが危うくなってしまう可能性すらあるのです。それ以外の弊害もあります。
「2人の子どもに同じように幸せになってほしい」という一念で同じ「良い総画数」の名前をつけるご両親の気持ちもわかりますが、それがかえって子どもの運命に思ってもみない影響を与えてしまいます。
双子の命名において大切なこととは?
双子であっても、当然同一の人物ではありません。
それぞれが1人の個人なのですから、それぞれの運勢をもたらす個別の良い名前をつけてあげる必要があります。
つまり、双子の子どもだからといって一般的な兄弟・姉妹の命名と異なる点はないということになります。
子どもたちの幸せを願うのであれば、文字や音から受ける印象ではなく、あくまでも運勢を主体に命名するように心がけてください。
同姓同名を避ける上で、いわゆる「通字」(先祖・親子・親族間であやかって使われる漢字)や双子で一文字だけ同一の漢字を使う「特定の字」を双子の命名に使うことを避けるべきです。
これ以外にも樹門流姓名判断として避けるべき点は他にもあります。
そもそも樹門流姓名判断が“合格”とする良い名前のハードルは相当に高いのですが、せめて通字や特定の字を避けるだけでも同姓同名になる可能性はぐっと低くなります。
双子それぞれが1人の人間として、幸せな人生が歩めるような名前をつけてあげられることを願ってやみません。
最後にとても重要な一言。命名とはまさに“命”の名なのです。
「双子はどこが違う?」もお読み下さい。
二代目樹門幸宰
二代目樹門幸宰
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