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名前はこう解く!

樹門幸宰が様々な事件や著名人を姓名学的な見地から解説する連載コラムです。

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No.26 秋葉原・白昼の凶行

物事の結果には必ず原因があります。これは皆さんの名前についても同じ事が言えます。
世間では氏より育ち、環境を重視し、環境によって人格及び品格が形成されると言われていますが 、血系の流れは因果応報で成り立ち、それで孫の名前ができています。

名は体をあらわすと言われているように、名前とは人格や品格、そして天命といった「その人の全て」を表すものです。
そして、その人そのものである名前は偶然つけられたものではありません。

つまりは、名付けには原因があるという事で、それを読み解く方法はこの世に一つしかありません。
それが、この姓名の暗号です。

私がこれからお話しすることは、この姓名の暗号に準えた純粋な姓名判断で読み解いたものであることをご承知おきください。

最近は観光スポットとしても人気の高い東京・秋葉原。休日を楽しむ人達で溢れていたこの街で、何とも信じがたい事件が起こりました。
歩行者天国にトラックで突っ込み、罪もない人々に次々と襲い掛かった加藤智大容疑者はなぜ、このような凶行に走ったのでしょう。

原因は祖父母代そして父母代にあり、名前から読み解くことができます。

まずは初めてお読みになる方のために基礎運、生数と和数、そして影響運についてご説明しておきます。
この基礎運は祖父母(父方及び母方)代から隔世して、それで名前が名付けられたものです。

皆さんにしてみたら、「遺伝」というと肉体的な特徴や体質的なものを思い浮かべることでしょう。
ですが、遺伝するのは身体的なものだけではありません。記憶も遺伝するのです。

悔しい、悲しいといった負の感情は、いつまでも消える事なく記憶に残り、魂に深い傷をつけます。

この負の感情、つまりは無念な思いは直接遺伝で子に伝わり、さらに強い思いとなって孫の代へと隔世遺伝し、何とか思いを晴らそうとします。
この隔世遺伝した無念な思いを読み解いたのが基礎運です。
そして、基礎運からは戸籍上にはない子供の数まで含んだ、真の出生順位を読み解く事ができます。

基礎運を例に挙げると、生数は同性親系(男性なら父方の祖父、女性なら母方の祖母)、 和数は異性親系(女性なら父方の祖父、男性なら母方の祖母)からの遺伝によるもので、運勢は和数、つまりは異性親系の影響を強く受けます。
なぜなら、祖父母、父母と二代続けて果たせなかった思いを隔世遺伝した孫の代では性を変える事でなんとか成就しようとするからです。

そして、人は父母から生まれてくるわけですから、父母の感情の記憶も直接遺伝で受け取っています。
これは影響運です。影響運も基礎運同様、生数は同性親系(男性であれば父、女性であれば母) 和数は異性親系(男性であれば母、女性であれば父)からの遺伝によるもので、和数の方が強く出ます。

では、本題に入ります。

加藤智大容疑者の姓名の基礎運は和数「斜め型」(一差)、生数「中順序型」(上下系一差)です。
出生順位は3子系次男相で、祖父が初縁を失敗し、最初の妻との間に生まれた一人の子供を捨て置いて、 父を産んだ祖母と再婚しています。

また、母方の基礎運(和数)は「斜め型」(一差)です。
彼の母方の祖母は、血縁から見限られたり、配偶者の死別であったか、離別よって弱い立場となり、 「孤立した」「捨てられた」という辛く、悲しい思いをしています。そのため、捨てた相手を見返したい、 もう悲しい思いはしたくないという魂が隔世遺伝して、世間をあっと言わせたい、 誰からも認められる存在となって世間を見返してやりたいという「斜め型」特有の姓名が構成されているわけです。

この「斜め型」の人は打てば響く鋭い「感性」の持ち主で、本音で生き、物事の本質を求める人です。
物事をじっくり考えるよりも、自分の直感を信じ、インスピレーションで判断するタイプで、 第六感が働き、勘がよく、勉強や仕事など、短時間で効率よく成果を出す事ができますが、多分に早とちりも多く、 それで失敗することもあります。

また、誰からも好かれたいと思う反面、自分は好き嫌いが激しく、一度イヤだと思うと、とことん嫌うところがあります。
母方の祖母が血縁から見放されたという魂が息づき、危機感を強く持ち、我が身を守ろうとする傾向がとても強い事も特徴で、 その保身性の強さは時に自己中心的な言動としてあらわれます。
喜怒哀楽も激しく、一般的には勝手でわがままな人と映るようです。

ちなみに、この「斜め型」の著名人には近藤勇(生数)、豊臣秀吉(和数・生数)、美空ひばり(和数・生数)がいます。

今回の事件と直接的にもっとも顕著に結びついているものに、父方の祖父からもたらされた基礎運(生数)の「中順序型上下系」があります。

これは、彼の父方の祖父は配偶者と死別後、再婚し、先の結婚で授かった子供の扶養義務を怠ったということを示しています。
隔世遺伝した孫の代は、この捨て置かれ、愛情に飢えた子供の無念な思いを受け、自らが捨てられた子のような境涯となり、 困難を強いられるようになります。
愛情に恵まれず、自分の思いは叶わず、悔いばかりの人生運となるのです。

そして、父母からの直接遺伝で伝わる影響運をみてみると、彼は危機的状況にあった夫婦の間に生まれたようです。
経済的な理由か、愛情面なのか、彼の母は夫婦関係を解消し、理想的な愛情や境遇を求めたいと願っていました。
しかし、それを現実の行動に移すことが出来ない状況の中で彼が授かり、夫婦関係を継続させたのです。

新天地へと飛び立つことが出来ず、それを深く後悔する魂が直接遺伝で伝わった彼は、人一倍欲望が強く、 目的を定めたら後は一直線に突き進むタイプです。欲望が原動力となり、どんな努力もいとわないのですが、 このエネルギーが悪い方向に向かってしまうと悲惨な末路をたどる事になるわけです。

加藤容疑者は元来、自分が一番可愛い人ですから、思うような人生が歩めないのは人が悪い、世間が悪い、 自分にとって不都合なものは排斥したいという思いから、今回のような凶行に走ったのではないでしょうか。
彼を駆り立てた原因の一端は本人の勘違いによるものだということですから、なんともやりきれない話です。

人一倍、誰からも好かれ、思い通りの人生を歩みたいと願いながらそれが叶わないのは、 世間が悪いからではないことは誰でもわかります。
それが、彼に課せられた天命なのです。

世間をあっと言わせ、注目を浴びるには様々な方法があります。
彼は、凶悪な犯罪者として注目を浴びることとなりました。
同じ天命を持って生まれ、目指すものは同じであっても、その矛先がどこを向くかによって、 人生の結果には天と地ほどの差があるのです。

被害にあわれた方々の冥福と、一日も早い回復を願ってやみません。

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